愛媛県松山市の新築相場はどれくらい?建物価格を抑えるポイントを7つ解説 

「愛媛県松山市で家を建てたいけれど、相場がどれくらいかわからない…。」

「家を建てたい」と思ったとき、「自分の年収でどれくらいの家を建てられるのか」と悩む方は多いです。

相場を知り自分の年収にあった予算立てをしないと、念願の家を手に入れた後にローンの返済や日々の生活に苦労するかもしれません。

特に愛媛県のように地価がエリアによって大きく異なる地域では、しっかり調べておかないと予想よりも費用が上振れしてしまう可能性が高いです。

そこで本記事では、愛媛県松山市で注文住宅を検討している方に向けて、建築相場や坪単価、年収に見合った住宅のコストなど、家づくりの参考になる情報をプロが詳しく解説します。

また、品質を下げずに建物価格を抑えるためのポイントを7つ紹介するので、できるだけ費用を抑えたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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愛媛県松山市で新築を建てる相場と坪単価を知ろう

まずは、愛媛県松山市で新築を建てる相場と坪単価を知りましょう。

愛媛県の建築相場

住宅金融支援機構が実施した2023年度の「フラット35利用者調査」によると、愛媛県で土地付きの注文住宅を購入する場合の費用は4,223.2万円、注文住宅の場合は3,425.6万円です。

また、全国の場合は土地付きの注文住宅を購入する費用が約4,903.4万円、注文住宅は約3861.1万円となっています。

愛媛県で家を建てる場合、全国と比べると400〜700万円ほど安いことがわかります。

しかし、このデータは愛媛県全体のデータのため、県庁所在地である松山市で家を建てる場合、さらに建築費用は高くなるでしょう。

愛媛県の坪単価

令和6年度の愛媛県庁の調査によると住宅地の公示地価は52,400円/㎡で、坪単価にすると約17万円です。(参考:令和6年地価公示の概要

また、松山市の主要な地域の地価公示価格と坪単価は以下になります。

所在地価格(円/㎡)坪単価
愛媛県松山市持田町4丁目168番1239,000円約79万円
愛媛県松山市岩崎町1丁目256番3190,000円約63万円
愛媛県松山市上市1丁目24番9179,000円約59万円
愛媛県松山市緑町2丁目8番31169,000円約56万円
愛媛県松山市柳井町1丁目9番7155,000円約51万円
参考:不動産ライブラリ

松山市の中でも地域によって坪単価が大きく異なります。価格を抑えるにはどこに家を建てるかもしっかり検討する必要があるでしょう。

愛媛県松山市で新築を建てるにはどれくらいの年収が必要?

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愛媛県松山市で新築の家を建てる場合のおおよその費用がわかったところで、ここからはどれくらい年収が必要かフラット35のデータを基に解説します。

住宅金融支援機構が実施した2023年度の「フラット35利用者調査」によると、愛媛県で注文住宅を建てた方の平均世帯年収は約558.0万円、全国平均は約629.1万円です。

一方で、土地付注文住宅を建てた方の平均世帯年収は約611.0万円、全国平均は約704.1万円でした。

あくまで参考データですが、全国や愛媛県のデータと比較して、自分の年収が実際に家を建てている人たちと大きく離れていないか確認しておきましょう。

年収に見合った住宅コストと無理のないローン返済額を知ろう

「住宅の購入は『人生で一番大きな買い物』といわれます。だからこそ、年収に合った予算で住宅を選び、無理のない返済額を設定することが大切です。

ここでは、年収を基準にした適切な住宅の予算と、毎月のローン返済額の目安についてわかりやすく解説します。

愛媛県の平均年収と住宅コストの関係

住宅金融支援機構が実施した2023年度の愛媛県のデータを参考に平均年収と住宅コストの関係を確認していきましょう。

スクロールできます
世帯年収建築費土地取得費手持ち金借入金
注文住宅約558万円約3,425.6万円0円約535万円約2,774.2万円
土地付き注文住宅約611万円約3,125.2万円約1,098万円約452.2万円約3,555.1万円
2023年度フラット35利用者調査

上記のデータから、土地を持っている場合は約3,425.6万円(年収の約6.14倍)、土地から購入する場合は約4,223.2万円(年収の約6.91倍)が目安だと考えられます。

月々のローン返済額の目安

無理のないローン返済額を決めるには、総返済負担率を目安にしましょう。

総返済負担率とは「年収に対して年間の返済額が占める割合」です。

一般的な金融機関の年収に対する返済比率の審査基準は「30~35%」であり、フラット35の場合、年収400万円未満の場合30%以下、400万円以上の場合35%以下が基準となっています。

年間返済額の目安月々の返済額の目安
年収500万円(35%以下)約175万円約14.5万円
年収300万円(30%以下)約90万円約7.5万円
【フラット35】月々の返済額のシミュレーション

この割合を参考にすれば、自分の年収で無理なく返済できる金額がわかるため『この金額で大丈夫かな?』と不安に感じたときは、総返済負担率を計算してみましょう。

見落としがちな諸経費も計算に入れよう

新築で家を建てる場合にかかるお金は、住宅購入費や土地購入費だけではありません。

印紙代や登記費用など、様々な経費が必要となります。

土地購入に関する諸費用・仲手数料
・固定資産税
・登録免許税
・司法書士への報酬
・不動産取得税 など
建築関連の諸費用・地盤調査・改良費
・設計費用
・確認申請手数料
・インフラ整備費
・外構工事費
・仮設工事費 など
住宅ローン関連の諸費用・ローン手数料
・保証料
・火災保険料
・登記費用
・印紙代 など
その他の諸費用・引越し費用
・家具・家電購入費
・自治会費・引っ越し挨拶費用 など

上記以外にも費用が存在するため、諸経費がいくらかかるかは実際に見積もりを出してみないと正確な金額はわかりません。

また、受注するために諸費用を少なく見積もる会社もあるため注意が必要です。

品質を下げずに建物価格を抑えるためのポイント7選

現在日本ではインフレの影響もあり住宅価格がここ数年上昇しています。そこで、ここからは品質を下げずに建物価格を抑えるポイントを7つ紹介します。

それぞれ確認していきましょう。

ポイント①床面積を抑える

せっかくなので広い家にしたいという気持ちは十分わかりますが、100㎡(30坪)ほどの広さでも間取りや動線を工夫すれば、十分快適で暮らしやすい家を実現できます。

例えば「子供部屋は4.5帖にする」「廊下をできるだけ少なくする」など、自分たちにとって本当に必要な広さをよく考えて設計士に伝えましょう。

経験や知識が豊富な設計士であれば予算に合った最適な提案をしてくれるはずです。

また全てとは言いませんがハウスメーカーの設計しか知らない設計士や経験の浅い設計士だと「LDKは何畳以上必要」「トイレは何畳」といった固定観念に縛られていたり、利益を最大化したいという会社都合で床面積を広くしがちなので注意しましょう。

ポイント②家のカタチをシンプルに

四角形の総2階建てのシンプルな構造はコストパフォーマンスが良いとされています。

一方で、L字型やコの字型、ロの字型など複雑な構造になると、施工の手間や材料費が増えるため、建築費が割高になりがちです。

また、家の形をシンプルにすると耐震性や断熱性、耐久性といった性能の確保に必要なコストも抑えられます。

設計段階でシンプルな形状を意識することで、建築費用を大幅に抑えるだけでなく、性能面でも満足度の高い住まいを実現できるでしょう。

ポイント③窓やドアを必要最小限にする

窓やドアを増やすと設置費用や材料費が高額になる場合があります。

西側の大きな窓や子供部屋のクローゼットの扉など、本当に必要かどうかよく考えましょう。

また、窓やドアが多いと、家全体の断熱性や気密性が低下し、光熱費が増える原因にもなりかねません。

設計士としっかり相談し、必要な箇所に適切な窓やドアを選ぶことで、品質を保ちながら建物価格を抑えられるでしょう。

ポイント④設備はできるだけシンプルに

豪華なキッチンやこだわりの間接照明、特殊な空調設備といった設備は見た目が美しく性能も良いですが、初期費用が増えるだけでなく、メンテナンスや掃除の手間がかかりやすくなります。

また、交換や修理の際に高額な費用が必要になる場合が多く、長期的には維持管理コストが高くなりコストパフォーマンスが悪いです。

もちろん、予算に余裕がある場合やどうしてもこだわりたい部分がある場合には、お気に入りの設備を選ぶのも良いでしょう。

ポイント⑤外構工事をシンプルに

植栽や芝生、天然木を使ったウッドデッキなどは、施工費用が高いだけでなく、維持管理にも多くの時間とお金がかかります。

そのため、手間や費用がかかる素材やデザインは、必要最低限に抑えるのがおすすめです。

また、外構全体を高い壁で囲む「クローズ外構」にする必要はありません。

オープン外構は敷地が広く見える効果に加え、防犯面でもメリットがあります。

高い壁で敷地を完全に囲むと外からの視線が遮られるため、侵入者にとって「見られにくい」環境を作り出してしまうからです。

ポイント⑥ちょうど良いサイズの土地を選ぶ

建物のサイズ、駐車台数、駐輪台数、庭の広さを想定してちょうど良いサイズの土地を選びましょう。

庭を大きく取り過ぎると維持管理が重荷になってくることがあります。

また変形地、旗竿地などは比較的安価になっている事が多く、設計士の腕次第で最適なプランができればかなりお買い得と言えるでしょう。

ポイント⑦実績のある優秀な設計士に設計してもらう

上記のポイントを抑えられる設計士に設計してもらいましょう。

建物価格を抑える方法は、単に建材や設備のコストを削減するだけではありません。

構造や間取り、窓の取り方など、設計の工夫で性能を落とさずに価格を抑えられます。

まとめ:新築で家を建てるなら少数精鋭の住宅会社に依頼しよう

新築で家を建てるなら、会社の運営費や広告宣伝費、営業人件費、展示場などに余りお金を掛けなくても、良いお家を造っている少数精鋭の住宅会社がおすすめです。

品質を下げずに比較的コストを抑えて最適な提案をしてくれるでしょう。

エムプラス建築工房は、少数精鋭の設計士が設計から完成お引渡しまで、お客様の想いに寄り添い、こつこつと丁寧に家づくりを行っている住宅会社です。

相談は無料なので、愛媛県松山市で家を建てるなら、ぜひ一度ご相談ください。

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